海外FXの「ゼロカット」「追証なし」とは?

海外FX業者 | 業者情報 |
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![]() BigBoss | 最大レバレッジ2222倍と圧倒的な約定力が魅力。 仮想通貨入出金や豪華ボーナスも充実しており、ハイレバトレーダーに人気の海外FX業者。 |
![]() XM | 豊富な口座タイプと入金ボーナス、日本語サポートも完備。 初心者から上級者まで安心して利用できる定番の海外FX会社。 |
![]() TitanFX | スプレッドの狭さと高い約定スピードが魅力で、取引コストを抑えたい中上級者に最適。 ゼロカット採用でリスク管理も安心できる環境を提供しています。 |
「ゼロカットとロスカットの違いがわからない」「本当にすべての損失が補填されるのか」と疑問を持つ方は少なくありません。
海外FXのゼロカットは、相場が急変しても損失が出ても追証がないことが特徴です。トレーダーを保護する制度ですが、適用条件や注意点があるため、しっかりと確認しましょう。
本記事では、ゼロカットの仕組みやメリットを解説します。業者ごとの適用ルールと利用時の注意点も詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
ゼロカットがあれば追証・借金リスクはゼロになる
ゼロカットがあれば、追証や借金の心配は原則なくなります。損失が証拠金を超えても、口座残高は自動的にゼロに戻るため、相場が急変してもマイナス残高を抱えることはありません。
通常の取引では、大きな損失が発生すると追加証拠金を請求される可能性がありますが、ゼロカットが適用されるとリスクを回避できます。損失がリセットされるため、資金管理を再構築しやすく再スタートを切りやすくなります。
ただし、適用が例外となるケースも存在するため、必ず約款や注意事項を確認しておきましょう。
海外FX特有のゼロカットとは?
海外FX特有のゼロカットとは、口座残高がマイナスになった際に業者がゼロに戻す仕組みです。
ゼロカットを理解するためにも、以下のポイントを解説します。
- ゼロカットシステムの仕組み
- 海外FXのゼロカットとロスカットの違い
- 海外FX業者がゼロカットを採用している理由
ゼロカットシステムの仕組み
ゼロカットシステムの仕組みを、以下の証拠金維持率の低下から適用までの流れから見てみましょう。
- 一定水準以下の証拠金維持率になるとマージンコール(追加資金を促す通知)がくる
- 相場の急変によりロスカットが間に合わず、残高がマイナスになるとゼロカットが発動する
- 業者が不足分を清算して借金が0になる
マージンコール・ロスカットが発生する証拠維持率の水準が業者ごとに異なるため、あらかじめ確認してください。また、反映時間や判定時刻も業者ごとに異なり、即時処理されるか後処理となるケースがあります。
取引を再開する際は残高がゼロへ戻ったことを確認し、入金やリスク管理を見直すと安心です。
海外FXのゼロカットとロスカットの違い
海外FXのゼロカットとロスカットの違いは、以下のとおりです。
ロスカット |
損失拡大を防ぐために一定の維持率を下回るとポジションを強制的に清算する制度 |
---|---|
ゼロカット |
決済後の残高に作用し、マイナス表示をゼロへ調整して負債化を防ぐ制度 |
両者は競合ではなく補完関係にあり、ロスカットが予防、ゼロカットが救済の役割といえます。ただし、ゼロカットは無制限の補填ではなく、違反的な取引は対象外となる場合があります。
国内FXでは追証が発生するため、入金額以上の資金を失うケースも少なくありません。海外FXにあるゼロカットの仕組みを理解すれば、資金計画と損切り基準がより安定します。
海外FX業者がゼロカットを採用している理由
海外FX業者がゼロカットを採用している理由は、顧客関係の維持と市場機会の拡大です。
追証の不安を排除することで、取引継続率と入金回転率の向上が期待できます。高いレバレッジを安心して活用できる環境は取引量を押し上げ、スプレッド収益や条件設定にも影響するもの。相場急変時のトラブルを抑えることで、苦情対応や債権回収コストを低減できます。
結果として、顧客と業者の利害が一致しやすく、信頼性の向上にもつながるのです。
海外FXのゼロカットのメリット
海外FXのゼロカットのメリットは、以下の2つです。
- 追証のリスクがない
- ハイレバレッジを活用してトレードできる
メリットを理解すると、海外FXでのトレードをより戦略的にできるでしょう。
追証のリスクがない
追証のリスクを完全に排除できることは、海外FXのゼロカットのメリットです。
国内FXでは証拠金を超える損失が発生すると、追加入金が必要です。相場急変すると、せっかく追加した資金もあっという間になくなり、大きな借金につながるリスクがあります。
追証のない海外FXでは、無理して資金を追加する必要がありません。ゼロカットが適用される条件であれば、口座資金以上の損失を抑えられます。
FXでは短期間で大きく動くこともあり、予想は非常に難しいもの。特に指標発表時の取引でゼロカットは有効で、過度な不安を抱えずに参加可能です。
ハイレバレッジを活用してトレードできる
海外FXのゼロカットのメリットの1つは、安心してハイレバレッジでのトレードができることです。
国内業者では追証により大きな損失を負う可能性があり、高倍率の取引は敬遠されがち。しかし、ゼロカットがあれば証拠金以上の損失を負担せずに済み、数百倍規模のレバレッジを使って効率的に資金を運用できます。
少額資金でも大きな取引機会を得やすく、短期での利益獲得を狙いやすくなります。
ただし、レバレッジが高いほど損失も急速に拡大するため、損切り基準やポジションサイズの管理徹底が欠かせません。
ゼロカットは安全装置と考え、乱用せず計画的に活用することが重要です。
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海外FXのゼロカットの注意点
海外FXのゼロカットの注意点は、以下の4つです。
- 海外FX業者によってルールやタイミングは異なる
- ゼロカットがない海外FX業者もある
- ゼロカットを悪用した取引はNG
- ゼロカットの前に他口座の残高で補填されるケースもある
海外FX業者によってルールやタイミングは異なる
海外FXのゼロカットは、業者ごとに適用タイミングやルールが異なるため、注意しましょう。
海外FX業者 |
マージンコール 水準 |
ロスカット 水準 |
ゼロカット 実行タイミング |
ルール |
---|---|---|---|---|
BigBoss |
50% |
20% |
4時間以内 |
他の口座・現金・クレジットから自動補填が優先される |
XM |
50% |
20% |
即時 |
以下のいずれかを行うこと ・マイナスになった口座への最低入金額以上の追加入金 ・XMポイントの現金化 ・口座間資金移動 |
TitanFX |
90% |
20% |
翌営業日のロールオーバー以降 |
不正取引・禁止事項となる行為がないこと |
Axiory |
50% |
20% |
原則24時間以内 |
特になし |
Exness |
30~60% ※口座によって異なる |
0%以下 |
即時 |
未決済のポジションがないこと |
複数口座を使う、高速取引を行う場合は、事前確認が重要です。ゼロカットが適用されず、想定外の損失がでてしまうことが起こらないようにしてください。
ゼロカットがない海外FX業者もある
ゼロカットはすべての海外FX業者で採用されているわけではありません。
日本から利用できる海外FXの多くは、ゼロカットを導入している傾向です。しかし、海外業者でも規制国ごとに義務付けや制限が異なり、ゼロカットが明記されていない業者では追証リスクが残ります。
利用する際は必ず公式規約を確認し、制度の有無を確かめることが重要です。
信頼性の低いブローカーを選ぶと、ゼロカットを期待しても不測の負担を背負う危険があるため、注意しましょう。海外FXを利用する際、海外ライセンスを保有しているといった、信頼できる業者を選ぶ必要があります。
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ゼロカットを悪用した取引はNG
海外FXのゼロカットの注意点の1つは、制度を悪用した取引が禁止されていることです。
ゼロカットは顧客保護を目的とした仕組みであり、意図的にマイナス残高を狙う取引は規約違反にあたります。たとえば、高変動時に極端なレバレッジで取引し、損失をゼロカット任せにする手法は悪用とみなされ、出金拒否や口座凍結の対象となる可能性があります。
約款にはゼロカットが適用されないケースが明記されており、悪質と判断された場合は損失補填が行われません。安心して取引を継続するには制度の趣旨を理解し、健全なリスク管理のもとで活用することが必要です。
ゼロカットは保険であり、攻略手段ではないことを忘れないようにしましょう。
ゼロカットの前に他口座の残高で補填されるケースもある
ゼロカットが行われる前に、利用する海外FX業者で開設した他口座の残高から補填される場合がある点にも注意してください。
同一名義で複数口座を運用している場合、マイナスが出た口座に補填するために他口座資金が自動で移動される業者も存在します。
たとえば、BigBossではユーザーの他口座にある残高から差し引きが行われ、不足が残るとゼロカットが適用されます。一方、XMやExnessなどは口座単位で完結するため相殺は行われません。
業者ごとの適用ルールの違いを理解していないと、別口座に確保していた資金が予期せず減少するリスクがあります。複数口座を利用する際は資金配分やルールを把握し、想定外の損失を避けることが重要です。
海外FXのゼロカットに関するよくある質問
海外FXのゼロカットに関するよくある質問は、以下のとおりです。
- 海外FX業者だけでゼロカットが採用されているのはなぜですか?
- 国内業者ではゼロカットは禁止されていますか?
- ゼロカットがあれば借金を背負うことはないですか?
ゼロカットは大きな安心材料となりますが、利用条件や国内規制の影響を正しく把握することが大切です。疑問を解消することでリスクを見誤らず、安心して取引に臨めます。
海外FX業者だけでゼロカットが採用されているのはなぜですか?
海外FX業者だけでゼロカットが採用されている理由は、規制環境とビジネスモデルの違いにあります。
海外では高レバレッジ取引が一般的であり、トレーダーが安心して参加できるようゼロカットが導入されています。顧客は預けた資金以上の損失を負わずに済むため、少額でも市場に参加しやすくなるのです。
一方で、業者側も追証請求や債権管理コストを避けられ、利用者拡大による取引量増加で収益を得られます。欧州にはマイナス残高保護が義務付けるライセンスがあることも、大きく作用しています。
ゼロカットは利用者保護と市場活性化を両立させる仕組みであり、海外FX業者ならではの特徴です。
国内業者ではゼロカットは禁止されていますか?
国内業者ではゼロカットは禁止されており、利用できません。
日本の金融商品取引法では顧客保護の観点から追証制度が義務付けられており、残高不足が生じた場合は追加で資金を入金する必要があります。金融庁の規制に基づく国内市場のルールであり、過度なレバレッジ取引を抑制し投資家の過剰なリスクを防ぐ目的があるからです。
国内業者は最大25倍までのレバレッジ制限と追証制度を組み合わせ、利用者の損失を自己責任で管理させる仕組みを採用しています。
海外FX業者と比べ安全性を重視した制度ですが、ハイレバレッジを望むトレーダーには不利な面もあります。規制の枠組みを理解したうえで、取引先を選ぶことが重要です。
ゼロカットがあれば借金を背負うことはないですか?
ゼロカットがあれば、急な相場変動の場合に借金を背負うことはありません。
口座残高がマイナスになっても業者が損失を補填しゼロに戻すため、負債は残りません。相場急変や流動性不足で大きなスリッページが発生しても、ゼロカット処理が行われれば借金を抱える事態は避けられます。
ただし、不正取引や約款違反と判断された場合、制度の対象外となる可能性があります。また、「最大損失=入金額」となるだけで、損失が出ないというわけではないという点に注意しましょう。
基本的には強力な保護制度ですが、ルールを理解して利用することが安心につながります。
FXはゼロカットを導入している海外FXで
ハイレバレッジ取引を可能な限り安全に行いたい方は、海外FXがおすすめです。ゼロカットは資金を守る強力な制度であり、安心して長期的に取引を続けるための前提条件といえます。
ゼロカットは海外FXならではの大きな魅力であり、追証や借金の不安を解消する仕組みです。高レバレッジとゼロカットにより、少額からでも積極的に取引を始められる環境を提供します。
ただし、業者ごとに条件が異なるため、事前にルールを確認しておくことが不可欠です。安心して取引するにはゼロカットの特徴と注意点を理解し、自分に合った海外FX業者を選びましょう。
当サイトでは、日本語サポートが充実した信頼できる海外FX業者を厳選して紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
著者(Rank FX 執筆者)

編集部
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