海外FX法人口座を開設するタイミング

海外FX業者 | 業者情報 |
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![]() BigBoss | 最大レバレッジ2222倍と圧倒的な約定力が魅力。 仮想通貨入出金や豪華ボーナスも充実しており、ハイレバトレーダーに人気の海外FX業者。 |
![]() XM | 豊富な口座タイプと入金ボーナス、日本語サポートも完備。 初心者から上級者まで安心して利用できる定番の海外FX会社。 |
![]() TitanFX | スプレッドの狭さと高い約定スピードが魅力で、取引コストを抑えたい中上級者に最適。 ゼロカット採用でリスク管理も安心できる環境を提供しています。 |
海外FXで得た利益は税務署に知られず申告しないままだと、後々大きな負担になる可能性があります。
利益を法人口座で管理すると、節税効果や経費の幅広い計上が可能になります。
国内FXとの違いや法人設立費用、税金面の詳細も解説しますので、安心して取引を進めたい方はぜひご一読ください。
目次
海外FXの法人口座とは?
海外FXにおける法人口座とは、法人名義で開設するFX取引口座を指します。個人口座と違い、法人として取引を行うため、税制面の取り扱いや経費計上が大きく異なるポイントです。
法人口座の基本概要と個人口座との違いを解説します。
法人口座の基本概要
法人口座は、法人格を持つ株式会社や合同会社などの名義で開設する取引口座のため、個人で取引している場合と異なり、口座契約者は法人そのものであり取引責任も法人に帰属します。
- 口座開設には法人登記簿謄本や会社定款など、法人を証明する書類が必要
- 取引利益は法人の所得として計上し、法人税の対象となる
- 経費科目の幅が広がり、出張費や通信費、役員報酬なども計上可能
- 個人に比べ資金管理の透明性が高まり、資金を事業全体に有効活用できる
総合課税(一律の税率ではなく累進課税)となる海外FXの利益でも、法人を経由することで法人税の仕組み上、有利に資金コントロールが可能です。
近年では日本語サポートが充実した海外FX業者も増加しており、中小企業や個人事業主が法人を設立して法人口座を利用するケースも拡大しています。
個人口座との違い|税制・経費計上・損益通算
法人口座と個人口座には、税制や経費計上、損益処理の点で違いがあります。
|
法人口座 |
個人口座 |
---|---|---|
税制面 |
「法人税」として実効税率は中小企業で約30%前後 |
・「雑所得」として総合課税扱い ・最大で55%程度(住民税含む)と高税率 |
経費計上 |
経費にできる範囲が広い (オフィス関連費用・役員報酬・事務経費・業務に関わる通信費や交際費など) |
必要経費として認められる範囲が限定的 |
損益通算 |
・他の事業所得や将来の利益と繰越控除による調整が可能 |
損失を他の所得と損益通算できない |
このように「税率・経費・損益調整」という3つの面で、法人口座は個人口座に比べて節税メリットや資金効率を上げる可能性があるため、利益が安定的に出ているトレーダーにとって有力な選択肢となります。
国内FXと海外FXの法人口座の比較
国内FXと海外FXを「法人口座」で利用する場合、以下のように大きな違いがあります。
項目 |
国内FX |
海外FX |
---|---|---|
所得区分 |
法人所得 |
法人所得 |
課税される税金 |
法人税、法人住民税、法人事業税など |
法人税、法人住民税、法人事業税など |
税率 |
合計で約30% |
合計で約30% |
安全性 |
全て日本の金融庁に登録 |
海外のライセンスを取得 |
レバレッジ |
・最大25倍の規制なし ・毎週見直し |
1,000倍を超える |
スプレッド |
原則固定 |
原則変動 |
ボーナス |
上限がある |
豊富なボーナスを提供 |
ゼロカットシステムなど損失回避の制度 |
なし |
あり |
口座開設 |
マイナンバー必須 |
マイナンバー不要 |
取引プラットフォーム |
業者ごとの独自プラットフォーム |
MT4・MT5 |
税務メリット(経費計上・損失繰越・他事業損益通算)は、国内FX・海外FX両方とも共通です。
取引条件を見ると、海外FXはレバレッジが高いため、スプレッドが狭い業者を利用することで、小額資金でも大きな取引が可能になり、資金効率の柔軟性は圧倒的に高くなります。
ゼロカットシステムを採用している場合は、証拠金以上の損失を被らない仕組みもあります。
国内FXか海外FXかを迷われているなら、レバレッジ・スプレッドといった、業者が提供する取引環境で決めると良いでしょう。
海外FXの法人口座のメリット
海外FXを法人口座で運用する場合、以下のメリットがあります。
- 個人より法人の税率が低い(約23〜30%)
- 赤字の最大10年間繰越が可能
- 他事業と損益通算が可能
- 広範な経費の計上が可能
- 資金管理の柔軟性がアップ
5. 口座解約や法人解散時の手間・費用
法人を解散・清算する際は、登記や税務申告が必要となり手間も費用もかかります。
解散登記費用や清算手続きに数十万円単位のコストが発生することもあり、簡単に法人を解約できない点はリスクになりかねません。
海外FX口座も法人名義の閉鎖手続きが必要になり、時間と労力を要します。
おすすめの法人化検討のタイミング|年間利益800万円超
検討するタイミングは主に、年間利益約800万円超えで法人化検討が望ましいです。
年間所得と控除額の一覧表を作確認します。
▼年収別の個人(所得税)と法人税の比較
▼個人口座の税額一覧
年間所得 (1,000円未満の端数金額を切り捨て) |
税率 |
控除額 |
---|---|---|
195万円以下 |
5% |
0円 |
195万円~330万円以下 |
10% |
97,500円 |
330万円~695万円以下 |
20% |
427,500円 |
695万円~900万円以下 |
23% |
636,000円 |
900万円~1,800万円以下 |
33% |
1,536,000円 |
1,800万円~4,000万円以下 |
40% |
2,796,000円 |
4,000万円以上 |
45% |
4,796,000円 |
※課税所得 × 税率(累進課税)※ - 控除額=所得税
年収別の個人(所得税)と法人税を比較すると、800万円から法人税のほうが税額は低くなっています。
課税対象となる年収が800万円を超えると法人化へ検討するタイミングといえるでしょう。
法人口座開設・利用する際の注意点
ここでは、法人口座開設時の注意点を解説します。
- 口座開設前に法人を設立する
- 翌年納税する金額を確保する
法人口座は個人口座のように開設がすぐにできないため、事前に確認をしておきましょう。
口座開設前に法人を設立する
海外FXの法人口座は、多くの業者で「既に法人を設立していること」が、口座開設の前提条件となっています。法人登記前の準備段階では、法人口座開設はできません。
法人設立後に必要書類を準備し、申請しておきましょう。
いくつかの業者では法人の設立期間が一定期間以上(3ヶ月以上)経過していることを要件とする場合もあるため、事前に業者の条件を確認してください。
▼法人口座開設に必要な書類
- 登記簿謄本(履歴事項全部証明書)※発行から3か月以内
- 法人の住所証明書(電気、水道、カードなどの請求書)※発行から3か月以内
- 取締役の方全員の身分証明書(免許証またはパスポート)
- 取締役の方全員の現住所確認物※発行から3か月以内
- 株主の方全員の身分証明書(免許証またはパスポート)
- 株主の方全員の現住所確認物
登記簿謄本(履歴事項全部証明書)のように、オンラインで取得できる書類もあるため、効率よく準備しましょう。
なお、必要書類は海外FX業者によって異なるので、事前に公式サイトにてきちんと確認することが必要です。
翌年納税する金額を確保する
海外FXの法人口座で利益を出した場合、翌年の法人税・法人住民税の納税資金を確保しておくことが重要です。
海外FXはハイレバレッジかつボーナスなども利用しやすいため、利益が大きく変動しやすいもの。利益確定直後に全額を使い切ると、翌年の税金を支払うための現金が不足してしまい経営リスクが高まります。
税理士と相談しながら、利益の一定割合を「翌年納税用資金」として資金管理し、現金として十分な準備をすることが必要です。具体的には、納税額を概算し、法人口座の資金や別途の運転資金口座に予め確保しておくことが望ましいです。
納税期日の直前に十分な資金が足りず、延滞税や加算税が発生するリスクを避けるためにも、計画的な資金管理を心がけましょう。
法人口座開設時の業者選びのポイント
海外FXの法人口座を開設する際には、以下の主要ポイントで業者を比較検討することが重要です。
- 日本語サポート
- 信頼性スプレッド
- レバレッジ
- 入出金利便性
- 取引プラットフォーム評価
日本語サポートの有無
業者選びでは、日本語サポートの充実度が非常に重要なポイントです。
特に海外FX業者の場合は、言語の壁による誤解やトラブルを避けるために、以下を確認してください。
- 日本人スタッフが在籍しているか
- 日本語でのチャットやメール対応が可能か
- 日本語での対応時間の明記があるか
日本語サポートがあることで、口座開設から入金・出金、取引トラブル時の対応まで日本語でスムーズに行えるため、取引効率が上がり安心感も格段にアップします。
法人口座は個人口座よりも手続きが複雑になりやすいうえ、確定申告時の書類の準備では、日本語に対応したサイト・チャットサポートがあると、スムーズにできるでしょう。
信頼性・安全性
金融ライセンスの有無や取得地域、資金の分別管理の状況を確認しましょう。
ASIC(オーストラリア証券投資委員会)やFCA(英国金融行動監視機構)など、厳格な金融当局のライセンスを持つ業者は信頼性が高いとされています。
取引プラットフォームの稼働安定性や顧客資金の保護体制も重要な判断材料となります。
▼関連記事
取引条件(スプレッド、レバレッジ等)
海外FXを利用するなら、取引コストに直結するスプレッドの狭さや、最大レバレッジの高さは業者選びの大きなポイントです。
以下に注意して、海外FX業者や口座を選択してください。
スプレッド |
口座タイプによってはスプレッドが広がりやすい |
---|---|
レバレッジ |
有効証拠金によって変動する業者・口座がある |
スプレッドが狭いことでコストを抑えやすく、頻繁な取引を行う法人にとってはメリットとなります。
高レバレッジは資金効率を高める一方で、リスク管理は一層重要となります。自身の戦略に合った倍率を選ぶことが必要です。
入出金の利便性
法人資金の管理においては、入出金操作の使いやすさや手数料の有無が重要です。
- 日本円での対応ができる
- 日本の銀行送金が可能である
- 国際送金・電子ウォレット対応状況や反映までのスピードが速い
- クレジットカード、bitwalletの使用ができる
- 多様な決済手段がある
チェックして法人口座でも利便性が高いか評価しましょう。
法人口座開設におすすめ海外FX業者の紹介
法人口座で人気の3社を紹介します。
- BogBoss
- TitanFX
- FxPro
それぞれ特徴やメリットが異なるため、法人トレーダーは自社のニーズに合わせて選択するとよいでしょう。
BogBoss
- レバレッジ:最大2,222倍
- ゼロカットシステムを採用
- ポジション保有数に制限がない
- BigBossPointによるキャンペーン
- 日本語サポートも手厚く、法人初心者でもスムーズな口座開設が可能
BigBossは、法人口座でも個人口座と同様の取引条件を提供しており、最大2,222倍のハイレバレッジが特徴です。
法人でもレバレッジ制限が緩く、効率的に大きな取引が可能です。ゼロカットシステムを採用しているため、追証が発生せずリスク管理がしやすく、ポジション保有数に制限がないのも大きなメリットです。
さらにBigBossPointという取引ごとに貯まるポイントを使ってボーナス抽選に参加できるキャンペーンもあり、法人トレーダーにとって非常に魅力的な業者です。
日本語サポートも手厚く、法人初心者でもスムーズな口座開設が可能です。
Titan FX
- 低スプレッド・高速約定
- 最大レバレッジ1,000倍(Zeroマイクロ口座)
- 日本円での直接入金・出金にも対応
- スキャルピング制限なし
- 小ロット取引から取引可能
Titan FXは、透明性の高い取引環境と優れた約定力が強みの海外FX業者です。法人口座でも最低スプレッドが0.0pipsが狭く、取引コストの削減に寄与します。
最大レバレッジは1,000倍(Zeroマイクロ口座)とBigBossよりは抑えめですが、リスク管理とのバランスとして好まれるケースも多いです。
Titan FXの魅力の1つにはFX取引以外にも小ロットから298銘柄の取引が可能です。MT4・MT5両方のプラットフォームで安定した取引環境を提供しており、特にスキャルピングや高頻度取引に適しています。
FxPro
- 複数の金融ライセンスを保有
- 透明性の高い取引が可能
- スプレッドはやや広め
- プラットフォームの安定性や約定スピードはトップクラス
- 最大レバレッジ無制限
- 約2,100銘柄以上の豊富な取引商品
- スキャルピングに特化したcTraderが利用可能
FxProは世界的に高い信頼性を誇る業者で、複数の金融ライセンスを保有しています。
法人口座では、信頼性重視の法人トレーダーに支持されており、透明性の高い取引が可能で、スプレッドはやや広めながらも、プラットフォームの安定性や約定スピードはトップクラスです。
最大無制限のレバレッジを提供し、約2,100銘柄以上の豊富な取引銘柄も魅力です。
日本語サポートも充実しており、スキャルピングに特化したcTraderが利用可能で、本格的な取引環境を求める方にも適しています。
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著者(Rank FX 執筆者)

編集部
Rank FX編集部は、「海外FXをもっと安全に。」をコンセプトに情報発信を行っています。
FX取引にある程度慣れてくると、より高いレバレッジや多様な取引環境を求めて、海外FXブローカーに関心を持つ方が増えてきます。しかし、日本語対応で信頼できるライセンス取得済みの業者を見極めるのは容易ではありません。
そこで当編集部では、日本語で利用できる安全な海外ブローカーや、人気の高いMT4・MT5対応業者の情報をわかりやすくまとめ、初心者から中上級者まで役立つ記事を発信しています。