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【Rank-FX】2018/07/12 貿易戦争加熱がドル高を誘う!?マーケットも新しい視点が必要か。
2018.7.12
本日もRank-FXディーリングチームによる
マーケットサマリー&本日の売買戦略をお送りします!
皆様のトレードにお役立ていただければと思います。
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07/11 マーケットサマリー
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昨日のマーケットは思いがけずドル高が進行しました。
NY引け間際に発表された米国の対中追加関税を受けて
強烈なドル安円高を受けたあとの東京市場は、
元水準よりもやや低い位置まで切り返したものの、
株価の戻りが鈍く、様子見姿勢の強い展開となりました。
続くロンドンタイムでは追加関税報道の影響は小さく
極端な動きは見られず。
引き続き様子見といったところですが、
リスクオフというよりも買い場を伺っているといった印象でした。
NYタイムには中国が報復関税を示唆する報道が流れ
いったんドル売りに。
しかしその後切り返すと今度は一気のドル買いに反転。
貿易戦争の過熱は世界経済にとってリスクであり
そういった場合には円が買われるのがこれまでの通例でしたが
今回はドル買いに集中していました。
追加関税によって米国の貿易収支改善期待や
ドルの流動性の高さへの信頼が今回のドル買いにつながった、
などなど様々な見方があるようですが
多くの投資家にとってこの動きは予想外であり
背景にある理由についてはしっかり検証したいところです。
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本日の注目イベント
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15:00(欧)独 調和消費者物価指数(前年比)
15:45(欧)仏 消費者物価指数(EU基準)最終値(前年比)
17:30(英)BoE信用状況調査
18:00(欧)鉱工業生産 (季調済) (前月比)
20:30(欧)ECB金融政策会合決算書 レポート
21:30(米)新規失業保険申請件数
21:30(米)失業保険継続受給者総数
21:30(米)消費者物価指数 (前月比)
21:30(米)消費者物価指数 – コア(季調済)
21:30(米)消費者物価指数 (前年比)
21:30(米)消費者物価指数 (食品・エネルギー除く) (前年比)
21:30(米)消費者物価指数 (食品・エネルギー除く) (前月比)
01:15(米)FOMC委員ハーカー氏の講演
03:00(米)月次財政収支
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本日の売買戦略
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【1】概観
本日はECB金融政策決定会合決算書と米国CPIに注目。
決算書については先日のECB会合の内容なので
基本的にはサプライズなしと考えますが
もしよりタカ派的な議論が行われていたことが判明すれば
ユーロ買いにつながるかもしれません。
CPIについてはもちろん今後の利上げ見通しの影響が考えられま
ここで注意すべきはドル高方向ではなく、
数字が予想よりも悪かった場合のドル安方向です。
昨日大きくドル高が進んでいるだけに、
ここでネガティブな材料がでるとドル売りも大きなものになりそう
【2】USDJPY(ドル円)
昨日一気に112円台まで乗せてきたドル円。
ちょっとやりすぎ??
今日のところは押し目買い方針で
112.1台からの買い方針としますが、
112.4オーバーでは売ってみたいと思います。
【3】EURUSD(ユーロドル)
ユーロドルもドル買いが優勢で1.17割れ。
日足では21MA水準まで下がってきており
本日もレンジ継続予想とします。
1.165-1.170で逆張りとします。
【4】GBPUSD(ポンドドル)
ポンドドルもドル買いが優勢。
日足直近レンジの下限を目指す展開を予想します。
1.322からの売り方針。
【5】N225(日経225)
225は前日の下げからじりじりと反転上昇。
本日午前にも大きく上昇し、
いったん現水準でレンジ形成を予想します。
22100-22250で逆張り方針。
【6】XAUUSD(金)
GOLDはじり安。
こちらも本日も戻り売り方針として
1245オーバーから売っていきたいと思います。
【7】BTCUSD(ビットコイン)
ビットコインはレンジ。
またも方向感を失った印象。
本日もレンジイメージで
6300-6450で逆張りとしますが、
売りは慎重に入りたい。
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それでは本日もよい一日を!!